17年4月/白神山地のブナツアー
今年の米作りは、暗渠敷設からスタートです。 【 PDF版 】
当地は、2年続きで、ほとんど雪がない冬でしたが、今年は、雪なしで新年を迎えた後、1月中頃から一面の雪景色になりました。
しかし、除雪機の稼動は期間全部で延べ5、6回程度。ほんの少しの積雪量で、スノーモービルで田んぼの雪原を自由に駆けることが出来ないままで、春を迎えました。
自宅から2Kmほどの距離にある、冬場は淋しく人気のない倉庫団地は、春になって、今年も数日前から急に賑やかになってきました。
我が農舎の者は、精米袋詰めや出荷など真冬でも毎日作業していますが、数日前から種まき準備の時期を迎え、急に人の行き来が激しく、活気付いてきたのです。この時期になると例年通り「今年も米作りに頑張ろう!」なんて生き生きした気分になります。
やっぱり根っからの「百姓」なんだな~と我ながら可笑しく思うところです。
ところで、当地の田んぼは、元々が八郎湖の湖底そのもの。田んぼに入れた水や、降った雨は、晴天時に蒸散するだけで、地下に浸透して排水されることが全くありません。
そのため田んぼは湿潤で、トラクター、田植え機、コンバインなど農業機械がぬかるみに足を取られ沈車するなど農作業が大変です。
この対策として、田んぼに深さ1メートル、幅30センチの溝を掘り、一番下に直径80センチ程度の穴の開いた集水パイプを敷設し、その上を籾殻で満たし、稲に水が不用な時期は、このパイプの終末の栓を抜いて排水させ、田んぼを乾かせるという仕組みです。
手間や資材費など費用は1本150mで20万円余、全部の田んぼを行うと1千万円を超える出費で、その上、10年に1度改修が必要ですが、当地では不可欠の対策です。
今年は春に、この暗渠施工を10本ほど行う予定ですが、好天が続かないと作業が出来ません。果たして予定通り出来るかどうか田植え前の時期の天候を心配しているところです。
隔年実施の「白神山地のブナツアーと田んぼ公開」7月に行います。
「白神山地ブナツアーと田んぼ公開」は、1年おきの開催のため昨年お休みで、今年行います。
開 催 概 要
7月1日 午後1時 田んぼや精米倉庫公開
午後5時 村の温泉入浴
午後6時 ロッヂで夕食交歓会
7月2日 午前8時 白神山地ブナ林散策へ
午後4時 解 散
その他: 参加費はロッヂシーツクリーニング代¥500のみ。前日、翌日のロッヂ連泊可能。
例えば、伊丹→秋田の普通航空券(片道)は¥37,000円ですが、今から申し込むと9,000円から10,000円と最近はJALもANAも大幅な早割引きを行っています。
また、JRなら東日本の場合シニアの「大人の休日会員」期間限定フリーパスをご利用頂ける期間に行うように、今回は早めにご案内致します。
(秋田新幹線利用で4日間乗り降り自由で15.000円。切符購入は1ヶ月前から前日までの間が条件)
都合が付けば、気分転換を兼ねて毎日お食べいただいている「ご飯の故郷」を是非お訪ね下さい。
白神山地は、遅い年は6月下旬まで積雪で林道閉鎖。この時期はブナの遅い新緑を愉しむ時期になります。
白神のガイドの同行を求めてブナ林を散策しますが、ハイヒールでなければ、子供やご高齢の方でも大丈夫な軽いコース選定を行います。
折角遠路おいでくださるのですから、どこか他も寄りたいという場合のモデルプラン例を挙げておきます。(関東から航空機利用の場合)
6月30日 羽田JAL19:00発 秋田ビューH泊(夕食なしのため居酒屋で秋田の肴とお酒を)
7月1日 秋田から30分ほどのJR八郎潟駅に/午後は田んぼ見学など ロッヂ泊
7月2日 白神散策 夜はロッヂに泊
7月3日 早朝JR八郎潟駅 新幹線こまちで角館武家屋敷、その後田沢湖一周へ JR田沢湖から新幹線こまちで秋田駅、空港へ。秋田JAL20:50発 羽田着 22:00
なお、八郎潟→角館 田沢湖→秋田空港の交通費は別途。
田沢湖一周は乗り合いタクシーが一人¥2千円と安くて便利 詳しくは→http://www.city.semboku.akita.jp/file/5407.pdf
最近、早期大幅割引チケットが多いです。参加される方は何なりと早めに相談下さい。