13年6月/田圃公開ツアー
1週間遅れで田植えを始めました。 【 PDF版 】
春先に、長年お米をご利用頂いている関東のご夫婦から「20年ぶりにロッヂを再訪したい。」「同じ行くなら桜の時期」との電話を頂きました。 我がロッヂは、無料ですが、ご案内のように、何のおもてなしも出来ません。でも、再訪下さる方が何人もいらっしゃいます。 「再訪」は、どんなお礼の言葉を超えるに値することで、ロッヂを準備している側として嬉しく感謝で一杯です。
ところで、このご夫妻は、秋田の桜は「例年よりも早い開花」という予想報道を頼って、前半の連休に数日逗留下さったのですが、4月に入ってから予想外の寒さが続き、桜は、ご夫婦の帰りがけにやっと咲き始めました。 結局、我が村自慢の「ソメイヨシノと菜の花ロード」の桜の見頃は、後半連休を過ぎ、例年よりも遅い5月10過ぎまで愉しめました。
このように、今年の東北日本海側は、種蒔きが始まる時期から5月23日まで記録的な寒さと雨天に悩まされました。 苗代に種を蒔いたが、連日の寒さで苗が成長しない。田植えの準備をしようとしても、寒さと雨で、田圃がぬかるんで作業が出来ない。
5月に入っても「3月下旬並の気温」との週間天気予報を聞いて、長年百姓をしてきた人々でも経験したことがない悪天候に、みんな大変心配しました。 どの農家も、こんなに心配や苦労をした年は始めてでしたが、苗は何とか成長し、1週間から10日遅れで、田植えに入りました。 その後、5月24日以降、天候は急転直下好転し、今度は逆に「7月並の気温の日」も現れるようになりました。
我が家の田圃は、例年よりも1週間遅れですが、本来のペースに戻せました。 特に、我が農舎の場合は、苗作りにも、農薬を使わないため、ビニールハウスで苗代を作る付近の農家と異り露天のプール育苗方式のため、今年の寒さをモロに受けましたが、苗は、成長が1週間ほど遅れただけで、無事に乗り切れました。
田植え始めは、丁度土日となり、保育園と、幼稚園の孫たちも田植機に乗って大喜びでした。田植えは6月初めまでかかりそうです。
黒瀬農舎恒例イベント 田圃公開・白神ツアー・ブナ下刈り
6月最終の土曜、日曜は、黒瀬農舎恒例のイベントである「田圃公開/白神ブナツアー」を行います。 白神のブナの新緑を訪ねるツアーは、黒瀬農舎の夏の行事として毎年(途中から隔年実施)行ってきました。
この記事のように、白神山地は、その後、世界自然遺産に指定され、今年は20周年になるようです。
我が農舎の田圃公開と白神ツアーのイベントは、20年を超えていることに気付き、何だか感激を覚えます。
今年は少し趣向を加え、初日の土曜日(29日)は、2班に分かれ、1班は、朝8時から、毎年文化の日に行っている馬場目川源流部のブナ植栽地の下刈り。 2班は、午後1時から、黒瀬農舎の田圃見学とします。
下刈りは、過酷ハードですので、興味のある方限定。2班は、黒瀬農舎の無農薬の田圃やお米の精米、保管の倉庫などをご案内し、毎月お届けしているお米の状況を詳しく紹介したいと思っています。 ※ブナ下刈りツアーは、植栽地への道路が崩落し通行止めとなったため中止となりました。圃場公開と白神ツアーは予定通り行います。
夜は、これも趣向を変え、秋田のスローフード運動で付き合っている、ムッシュ鈴木氏をロッヂに迎え、イタリアン料理のパーテーを予定しています。
日曜(30日)は、白神山地ツアーを朝7時頃出発予定ですが、今年は岳岱ブナ自然観察教育林に通じる林道が崩落で通行不能のため、沿岸八森側の十二湖などのブナ林に向かう予定です。 従って、体力に自身のない高齢の方も大丈夫です。
今年の田圃は上で紹介のように、過酷な天候の中で育った稲です。6月始めには、除草のための鴨も放つ予定です。どうぞご覧下さい。
多分元気に泳ぎ回っている可愛い鴨と遊んで頂けると楽しみにしています。
黒瀬農舎田圃公開と白神ブナツアー日程
先月号でもご案内済みですが、先着順と致しますので、ご希望の方は早めにご連絡お願いします。6月29日(土曜) 午前8時~午後4時 馬場目川源流部ブナ植栽地下刈り 又は(上記に参加されない方) 午後1時~午後4時 黒瀬農舎田圃見学
※ブナ下刈りツアーは、植栽地への道路が崩落し通行止めとなったため中止となりました。圃場公開と白神ツアーは予定通り行います。
6月30日(日曜) 午前8時~午後4時 白神山地ブナツアー
☆前後日に宿泊されることも可能です。 ☆日程詳細は申込者に追ってお知らせします。 ☆30日は、飛行機又は新幹線最終便で東京に当日中に帰着できる日程調整可能です。