今読んでいる本に、マーケティングの勉強会で「喫茶店で1杯800円(通常の2倍)のアイスコーヒーを売るためにどうしたらいいか?」と言う議論をするという話が載ってました。
美味しいコーヒーというのはもちろん、ネーミング、グラスへのこだわり、接客、お店の雰囲気など様々なアイデアが出ていて「なるほど」と思えました。
また、逆に「800円だと、がっかりするのは?」と言うディスカッションもあり、ミルクとガムシロップがプラスチック容器のまま出てくる、業務用パックから注いでいるのが見える、などの意見が。
現在の秋田県産米の店頭価格は5kgで2,000円~2,500円。(無農薬でも+1,000円程度)
お米は生活必需品なので、実際に5,000円で売るのは難しいかもしれませんが、実際に相場の2倍の値段で売らなくても、具体的な金額を設定することで、具体的な販売のアイデアを出すには面白いブレインストーミングだと思います。
自分がとりあえず思いついたのは、
-味にこだわる
-無農薬栽培 ←但し、無農薬だけでは通常+1,000円程度の相場がすでに存在
-粒の大きいお米だけを選別した特選品を作る
-各お客さんの味の希望に応じたオリジナルブレンド米を作る
-味に満足しない場合の返品・交換保証を付ける
-パッケージ(袋だけでなく宅配の外箱も)に高級感を出す
-HPやパンフレットで、美味しさの理由などのストーリーを訴求
-どんなに不作でも価格を維持して(他から調達しても)絶対にお米を届ける長期契約
-秋田美人のトレカ付にする
など。。。
逆に5,000円出してがっかりするのは、
-美味しくない
-無地袋に入っているなど、パッケージが安っぽい
-なぜ高いのかの説明がない(ストーリーがない)
お米に限らず、他の農産物でも、相場の2倍で売るにはどうしたらいいか?という考え方をしてみると面白いかもしれません。
5kg 5,000円のお米を売る方法
- 2012年8月28日
- 日記・雑記
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