第一次産業の復興支援:1小売店1生産地支援運動

今回の地震では、岩手、宮城、福島の全耕作面積の5%相当の田畑が津波をかぶったりするなど大きな被害が広がっている。
津波の被害がなくても、水路などの破損も含めるとさらに被害面積は広がるだろう。
また、漁業については、漁船、港湾設備、養殖場などで壊滅的被害になっているのではないだろうか。
残念ながらこれらをすぐに復旧させることは大変難しいだろう。
また、仮に復旧しても、収穫までに数年を要する農産物や水産物(養殖)もあり、きちんと収穫ができ、収入を安定させるためには相当な年月を要することになると思う。
もちろん、それに対する費用も甚大なものになるだろう。
そこで、思ったのは『●●スーパーは、被災した▲▲町の農業(漁業)を支援します!!』といった
1小売店1生産地支援運動みたいな取り組みができないだろうか。
この●●スーパーがチェーン店なら、そのうちの1店舗で1生産地を支援してもいいし、チェーン全店で1生産地を支援してもよい。
また、全国チェーンなら、例えば秋田県の店舗全体で1生産地、山形の店舗で他の1生産地という形でもいい。
生産地側も、市町村単位でもいいし、集落単位でもいい、また、●●町のお米、××市のカキといった作物を限定してもいい。
その上で、小売店は、小売店自体や、お客さんからの募金によって、一つの生産地に支援を行う
ただ、肝心なのはその(金銭的な)支援が主目的ではない
やりたいのは、『具体的な誰か(小売店とその先のお客さん)が、生産地を応援していますよ』と言うメッセージを送りたい
今後、生産・出荷が再開された時には、私たちが買うんです!!という応援。
もちろん出荷が開始されれば直接スーパーに出さなくたって、市場に出せば売れるだろう。
また、本当に全量を引き取れるかどうかなんてわからない。
でも、●●スーパーのお客さんが待っていてくれる、という具体的な目標は、これから再建に向けた一つの支えになれるんじゃないだろうか
被災した生産者ではないけど、生産者の端くれとして、どこかのスーパーや生協などがそんな取り組みをしてくれたら嬉しい。

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