地産地消&アメリカのスーパーマーケット

先日、友達と飯を食って色々と話したときに「日本って『地産地消』とか全然ないよね(流行ってないよね)。アメリカとかヨーロッパの方では結構浸透してるのに。」と言われた。

「いやいや、結構流行ってるでしょ、我が家の周りじゃ直売所で地元の野菜を売ってるし、学校給食も地産地消にしたってニュースもよく見るし。それに、全国流通のジャスコとでも地産地消をウリにして地場野菜を置いてるよ。」って答えたんだけど、あまりピンとこない友人。

なんだかなぁーと思いながら、そのあと色々と話して、お互いの誤解?が解けたんだけど、、、


要はうちの友達は東京のど真ん中で生活してるから地産地消なんてあるわけない

そんなところに住んでたら近所のスーパーだって産地直送をウリにすることはあっても、地産地消では商売にならないから話題に上ることもないのは当然。

地方に住んでると(しかも農家なら)、地産地消はまさに最近の流行りみたいな感じだけど、大消費地の東京じゃ、当たり前だけど地産地消なんてあまり話題になることではないんだね。

なんとなく、よく考えれば当たり前だけど、目からうろこ的な発見でした。


ところで、その友達はアメリカにも留学してたので、何か感じるところがあればと思って「なんでアメリカではファーマーズマーケットが流行るのか?(何が日本と違うのか)」と言う質問をしてみたのですが「スーパーマーケットがしょぼいからじゃない」と言われました。

アメリカでは貧富の差が結構あるが、全国チェーンのスーパーマーケットは
(人数も多い)低所得者層もターゲットとなるように”安さ”を追求した結果、野菜や肉などはショボい売り場になってるんじゃないか。。。そうなると、中流
以上の多少はお金に余裕がある客層は不満を持ち、それがファーマーズマーケットなんかに流れてくるんじゃないかと。



これが正解かどうかはわかりませんが、自分自身はアメリカの事情をよく知ってるわけじゃないですが、なんとなく理由の一つとしてはありそうな気がします(主な原因ではないかもしれませんが)。

で、そんな話をしながら、ふと思ったのですが、
実は秋田は、20年ほど前から大手全国チェーン系列のスーパーが大量に出店していて、県内の一部地域ではその系列店でほぼ寡占状態と言ってもいい状況です。

そのスーパーは最近、不景気の影響もあって、店舗の商品点数を絞りはじめてて、今までドレッシングなら大手メーカー数社の商品をいくつも並べていたのに、今は売れ筋に種類を絞ってきています。

しかも、大手メーカーの商品ではなく、自社のPB商品を全面に押し出して来ています。
PB商品は値段は安いのですが、味はまぁまぁといったところ。
できれば多少高くても他の商品を選びたいところですが、商品点数を絞っている現状では選択の幅が狭まっています。

最近スーパーに行っても新商品を見つけたりする面白みが減ったなぁーと思っていたところに、友人からのアメリカのスーパーの話を聞いて、日本も安さだけを追求した面白みのないお店に向かっている気がしてなりません。
スーパーで色々と新しいモノを見つけるのが好きな自分にとってはなんとも面白くないことになりそう。。。

まぁ、逆に考えると、アメリカと同じになることで、日本でもファーマーズマーケットが流行る要素が増えるのかもしれませんが。

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