今月からマルシェジャポンというもの(取り組み)がスタートしています。
これは、日本各地に、ファーマーズマーケット(農家が販売する小売市場)を作り、今までとは違った農産物流通・販売を行おうという取り組みです。
農水省も2年間は補助金を出しますが、3年目以降は各マーケットが独立採算で運営することを目標としています。
また、お祭りのような一時的なイベントではなく、定期的(毎週など)に同じ場所に市が立ち、日常にマーケットが存在するような状況を目標としているようです。
東京周辺だと青山・六本木・赤坂・お台場・川崎・横浜で毎週末開催されています。
(それ以外に札幌、名古屋・大阪などでも開催してます)
なかなか面白い取り組みなんで、近いうちに一度出店してみようかと思って計画中。
ただし、ファーマーズマーケットは、最近話題の農産物直売所と違って、農産物を並べてオシマイではなくて、農家自身が売るのが基本。
そうなると、農家としては、(販売の)手間も(輸送などの)コストも結構なもになりそう。
それこそ一過性のイベントなら、農家も年に1度のお祭りと思って利益度外視でやるかもしれませんが、継続性のある市場となると、そこに出店=十分な売上・利益がでないことには続くものではないでしょう。
果たして、そこまでの採算が取れるものなのかなぁーという疑問はあります。
(まぁ、自分はお祭り気分でまず1回出てみたいと思ってますが)
しかし、ただ、単にスーパーで並べられた野菜を買ってオシマイより、農家と交流しながらの市場での買い物、そんなほのぼのとした風景が日本に定着すれば嬉しいと思ってます。
なので、農水省が補助金つぎ込んでる間になんとかファーマーズマーケットが定着する基礎が築かれて、素敵な市場が日本中にできると良いと思うんですけどね。
(単に2年間補助金がある間だけやっておしまいっていう農水省のお仕事にありがちな継続性のない事業にならないことを祈ります・・・)