事故米

最近なにかと事故米が話題ですが、先日、このようなニュースを見つけました。

和歌山市、給食の「米粉パン」中止 「国産確認できぬ」
(前略)
今月5日、三笠フーズの事故米問題が発覚。和歌山県学校給食会を通じ、製粉業者に対して、米粉が100%国産であることを示す産地証明書の提出を求めた。しかし、製粉業者に原料の加工米を売った全国農業協同組合連合会(全農)が証明書の提出を拒んだため、12日に小麦粉のパンへの差し替えを決めた。
(中略)
全農広報部(東京)の担当者は「間違いなく検査に合格した100%国産米だが、加工用米は複数の産地・銘柄の米をブレンドすることもあり、過去にも証明書を出したことはない」と話している。
(後略)

この全農の産地証明書を出さないのも???なのですが、それよりも、米粉の産地証明が出ないから小麦(おそらく輸入小麦)のパンに替えましたって対応も不思議。
事故米が今話題に上ってるだけで、小麦だって輸入しているし、米と同じように事故小麦を非食用で流通させてるのに。
本当なら、米の産地証明云々ではなく、すべての食材に対して総点検すべきなんじゃないでしょうか。
余談ですが、この産地証明ってのは、公式書類でもなんでもなく、ただ「××産であることを証明します。」って書いて社印を押せばいいだけ。
要は、嘘をつこうと思えば簡単に書けるシロモノです。
学校側としては、「産地証明もあるから品質的に大丈夫」というよりは、「産地証明をもらったから何か問題があれば後は証明を出した業者の責任」と言うための責任逃れの紙でしかないわけです。
事故米があったから米の産地証明を出させるとか、米が問題となってるから(小麦が安全だと担保されたわけではなく、単に表面上の問題となっていないから)小麦に替えるとか言うそういった後追いの対策ではなく、「食の安全を確保するには」という根本から今一度考えてみたほうがいいんじゃないかと思うんですが。
だったらどうしたらいいの?っていう具体策は別にないんですが。。。
せいぜい言えるのは、うちの米を食って下さい、ってだけ(笑)

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