今日も引き続き稲刈。
雨が降ると作業ができないのですが、全部で10日~2週間程度かかる予定です。
さて、コンバインで稲を刈る光景はテレビなどで見た事があるかもしれませんが、稲刈の全体的な流れはあまり紹介されることが少ないので簡単に紹介します。
まず、このコンバインで稲を刈ります。
コンバインは稲を刈ると同時に、脱穀して稲穂の状態から籾(籾殻が付いた状態のお米の粒)だけにして、後ろのタンクに収納します。
(残った稲穂の茎の部分は細かく切って田んぼに捨てられ、来年以降の肥料となります)
うちのコンバインは、大体幅2mの列で500m~600m程度(うちの田んぼだと3往復弱)の量の籾をタンクに入れられます。
そして、タンクがいっぱいになると、コンバインをダンプやトラックなどに横付けして籾を移し換えます。
普通は2tダンプを使うのですが、うちは4t車。
一度に運べる量は倍ですが、その分車体が大きいので慣れないと運転が大変です。
その後、ダンプやトラックも籾でいっぱいになると籾の乾燥機のある倉庫へお米を運びます。
そして、収穫した籾を乾燥するのがこちらの乾燥機。
高さ6-7mほどの乾燥機は、中に籾を入れて、籾を保管に最適な水分になるまで乾燥させます。
刈り取った水分が高い籾のままでは、籾がかびて保存もできませんし、味も落ちてしまいます。
逆に乾燥させすぎるとお米が割れたりして、それはそれで味が落ちてしまいます。
また、高温で一気に乾燥させればもっと短い時間での乾燥も可能ですが、それも味を落とす原因になるので、12時間以上かけてゆっくりと乾燥させます。
で、最後に乾燥が終わると、乾燥機の隣に並んでいる貯蔵庫へ。
籾のままの保存するとお米の味が落ちるのを最小限に防ぐことができるため、このまま籾で貯蔵し、お米の出荷の少し前に籾摺りや精米、そして袋詰めをして出荷となります。
稲刈最中で睡魔に襲われているので簡単な説明ですが、ざっとこんな感じです。
稲刈~乾燥~貯蔵
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