今日は研修会で地元秋田の青果仲卸さんの施設見学に行って来ました。
今年2月に講演は聴いていましたが、今回は施設見学も受け入れていただき、総勢20名ほどでの見学です。
仲卸さんと言えば、卸売市場の青果卸から仕入れて売るのがお仕事だと思っていましたが、現在は市場外の産地との直接契約の比率も多いそうです。
契約栽培にすることで価格や量が安定的に調達できる他、大手スーパーなどとの取引では、農産物の産地だけでなく生産者や栽培履歴なども求められることから、特に産地との直接契約で履歴などが追えることがセールスポイントになるんだとか。
また、ここでは県内に約40店舗ある大手スーパーチェーンの物流拠点も兼ね（そのためにそのチェーン店専用の施設を建てています）、ここから直接各店舗にパッキングまでした農産物を出荷することで、スーパーの物流センターの利用料などを払う必要がなく、物流コストを削減しているとのことでした。
また、スーパーの人手は足らず、バックヤードも小さいことから、ここで値札などをつけたり、1/2カットなどの野菜なども作って、あとは店頭に並べるだけの状態で出荷できる体制にもなっているそうです。
さらにこちらの仲卸さんでは、野菜の洗浄やパッキングなども自社で行っています。
これにより、労働力が足りない産地などは、収穫したものをそのままこちらの仲卸に出荷し、その後の洗浄やパッキングなどはすべてこちらの仲卸さんで行える体制が整っています。
（失礼な表現ですが）ただ野菜を横に流すだけだと思っていたら、想像以上に様々な機能を担っている仲卸さん。
年商はグループ全体で150億円だそうです！！
