毎年9月10日が地元の「大潟神社」の例大祭です。
それほど祭り好きでも信心深いわけでもないのですが、大潟村は毎年町内ごとに持ち周りで祭りの役が回ってくるのですが、今年は僕が住んでいる町内がその担当町内となり、神輿担ぎのお手伝いを行います。
ちなみに、元々は湖の底だった大潟村に古くから神社があったわけもなく、干拓・入植後に入植者の要望により新たに建立されたのが大潟神社です。
1964年(昭和39年)10月1日に大潟村が発足すると、入植とともに、役場や小学校、住宅、商店街などの生活環境が整備されていきました。やがて、住民の連帯の精神的象徴として、神社の建立を多くの村民が望むようになりました。
折しも伊勢神宮では、1973年(昭和48年)、第60回の式年遷宮が行われました。多くの関係者のご理解とご協力により、翌年伊勢神宮の瀧原竝宮(たきはらのならびのみや)1棟の古材をまるごと譲り受けることができました。これを用いて1978年(昭和53年)、大潟神社が建立されたのです。
ちなみに、伊勢神宮の式年遷宮による古材の譲り受けはよく行われるそうですが、普通は様々な神社に分割されて譲受が行われるので、一棟丸々を譲り受けられるということは珍しいそうです。