家族での奥さんの実家への帰省から帰宅。お盆の渋滞も逆方向なので助かります。
さて、早速田んぼを見に行ったら、キレイに穂が出揃っていました。
台風が通過する予報もありますが、この先も大きな台風などが来ず無事に収穫を迎えられたらいいな、と思います。
さて、今日は、僕が苦手な作業のお話を書きます。
僕がいない間は父親が田んぼの管理をしてくれていたのですが、今年は雨が降らず乾いたので田んぼに水を入れたようです。
田んぼに水を入れる、、、簡単そうな作業に思えますが、実は僕の苦手な作業です。
作業自体は水路のゲートを開ければ簡単に出るんですけど、何が苦手ってその判断です。
大潟村の田んぼは元々湖の底だったこともあって、とても柔らかく、夏場に田んぼをきちんと乾かさないと秋にコンバインを入れるのが大変になり稲刈りに苦労します。
そのため、稲刈り作業だけを考えると、ガッツリ乾かしてしまうのがいいのですが、かといって乾き過ぎると稲が倒れてしまったり、お米の品質に影響を及ぼしてしまいます。
そのため、水を入れるタイミングの見極めが大事なわけですが、さらにそこに関係してくるのが天気。
例えば田んぼが乾いてきて、今日水を入れたとしても、その先に雨が続いてしまったら、田んぼが柔らかくなりすぎて、秋の稲刈りに影響が出てしまいます。
かといって、雨の予報を信じて水を入れないと、思いのほか雨が降らなかったりしたら品質に影響が出る可能性もありますし、結果的に雨が降らなかったからと予定より数日遅れて水を入れると、それが稲刈り時期の田んぼを柔らかくしてしまうかもしれないわけです。
田んぼの固さによる入水適期の見極めだけであれば、知識と経験に基づいてできるのでしょうが、さらにこの先の天候となると、(天候など誰も正確な答えはわからないので)度胸も必要になってきます。
正確には、知識と経験に基づいて、「このタイミングで雨が降れば/降らなければ、どういう結果になるか」と言うリスクを様々検討した上で、その中で最終的に度胸を持って最終的な判断をするわけなので、重要なのは単なる度胸ではなく、知識と経験に裏づけされた最終判断(度胸)なわけですが、優柔不断な僕にとっては度胸と言うのもとてもハードルが高いものなのです…。
とは言っても、毎年適度な雨と天候に恵まれて、無事に収穫を迎える、ということもないわけですから、やはり自分でしっかり決断をできるようにならないといけませんね。
10年目ですが、まだまだ修行です…。