我が家は、どんどん規模を拡大して、人をたくさん雇用して、と言う予定はありません。
ただ、家族だけでできる限界もありますし、家族の年齢や家庭内の仕事の量などによっては、これから先、今の体制でやるのは厳しくなることも予想され、新たに人を雇うことも考えなければいけなくなるのではないかと思っています。
そんな中、先日、地元の先輩経営者の方々と飲む機会があり、その際に人材採用・育成の話になりました。
家族経営でやっている人間からすると人を雇用すると言うのは非常にハードルが高いです。
機械を買うときは、これぐらいの(例えば1時間に100個の●●を作る機械が欲しい)仕事をして欲しい、と言う要求スペックにあった機械を買えばよほどのトラブルなどない限りその要求に沿った仕事ができます。
ただ、人を雇う際には、やって欲しい業務をできるはずの人を雇ったとしても、その希望通りにやれるかどうかは未知数です。
もちろん、その場合の原因は、雇われた人の能力の問題の場合あるでしょうし、一方で雇われた人の能力が高かったとしても、雇う側の仕事の任せ方や指示に問題がある可能性もあります。
ですので、すべての原因が雇われた人と言うつもりはないですが、逆に言えば、そういった雇う側の資質も色々と求められるという意味で、人を雇うと言うことは非常に大変なことだと思っているのです。
と言うような雇用に関しての不安を話したところ、先輩経営者の方に「でも人は化けるよ。1時間に100個作れるスペックの機械がどんなに調子良くても、1時間に200個、300個作れる機械に進化することはないけど、人は期待していた何倍もの能力を発揮して成果をあげる場合だってあるんだよ」と言われました。
確かにその通り!
もちろん、逆に何分の一の成果もあげない可能性もあり、そこばかり考えて不安に感じていたけど、プラスの可能性だって当然あるわけです。
そう考えると、人を雇うと言うことに、不安もあるけど、大きな期待ももてるようになり、もう少し前向きに考えてみようかと思いました。