種蒔き準備:出芽器(高温倉庫?)

いよいよ明日から種蒔きです。

我が家では、種蒔き→室内で加温→芽を出してから屋外(露地)に並べてそのまま水を張ったプール育苗、と言う流れでの種蒔きと育苗を行います。

そんなわけで本日は、種蒔き後の苗箱を加温する部屋の準備をしました。

こちらの部屋は通常はお米などが入っている低温倉庫です。我が家は低温倉庫が2箇所あるので、この時期だけ小さい方の低温倉庫の中のお米を出して、苗箱の加温・発芽のために使います。

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低温倉庫なのに加温?と思うかもしれませんが、断熱がしっかりしているので熱源さえ確保できれば加温もしやすいのです。

ですので、この時期だけ涼しくするのではなく、温かくすることで高温倉庫となります(笑)。 ※と言っても温度は30度前後程度ですが。

がらーんとした倉庫内にホース(ダクト)を走らせます。こちらのホースには1~2mおきに小さな穴が空いています。

そして、そのホースの元はと言うと、下の写真中央の銀色のダクトへ。

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写真にある冷蔵庫や休憩用の椅子・テーブルは、加温前に外に移動しますよ。

その上にはFF式の暖房装置があり、そこで30度に加温した熱をダクトとホースを通して部屋全体に通すことで室内を30度に均一に保つことができます。(ストーブを上に置いているのは、苗を育てるとき以外に邪魔にならないようにです。)

我が家はこれで一度に13パレット、苗箱2000枚ほどを入れて加温します。(棚を作って2段にしたり間をもう少し詰めると倍ぐらいは余裕で入ると思いますが、一日の種蒔きの量などを考えて2000枚程度にしています)

出芽させるための専用装置もあるのですが結構なお値段がするので、あるもの活用と言うことで我が家はこんなスタイルです。

さて、明日は土曜日と言う事で子供たちもお休み。子供たちが走り回っててんやわんやの種蒔きになりそうです(笑)。

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