農作業のタイムラプス動画などあれこれ

農作業の様子をお客さんに知ってもらえるように動画などを撮影したいと思っていますが、手間や予算の限度もあり、農作業の動画撮影は以下のような条件で考えています。

1.お米を購入している方に農作業の様子を知ってもらえるように、見た人がわかりやすい
-しかし、あまり長い動画は見るほうに負担になるのでできるだけ短く。
2.繁忙期の農作業シーズンの撮影なので手間はかけたくない(かけられない)
-できれば編集などの手間も省きたい

3.個人農家がやることなのであまりお金もかけられない
-機材のコストはもちろん、撮影や編集などを外注するのも難しい

例えば、ドローンなどは「わかりやすさ」は最高でしょうが、手間的にも予算的にも論外となってしまいます。

と言うことで早回ししたような動画のタイムラプスは面白いかな?と、安いカメラを買ったり、借りたりして試しに農作業を撮影してみました。

以下の3つの動画は、それぞれ次の撮影方法で撮影したモノです。

-キングジム IR7(実売8,000円前後) *5秒間隔で撮影
-Brinno TLC200(実売 18,000円前後) *5秒間隔で撮影
-(参考)以前、コンパクトデジカメで撮影して編集した動画 *タイムラプスではない

また、今回撮影してませんが中華系のアクションカム(GoPro風のヤツ/実売8,000円前後)も購入しました

と言うことで、色々と触ってみて、それぞれの長所、短所などを簡単にまとめてみました。

■アクションカム(GoPro風)
◎おそらくカメラの画質としてはベスト
◎普通の動画も撮影可能
◎元々防水、もしくは防水用ケースもあり屋外利用も可能
◎画角も広角
×電池が1~2時間程度しか持たない(外部電源は使えるが利便性が損なわれる)
×中華系のヤツは不安定

<感想>
画質に期待し画質は期待通りでしたが、電池の持ちが短い。交換電池や外部バッテリ(USB)などを使う方法もありますが、農作業をしながら、カメラの心配もしなければいけないと言うのは使いづらいのでNGかと。
※ちなみに、中華系は多少動作が不安定な場合があり、一方GoProだと安定するが価格的に…(ただ、いずれにせよ電池的にNGです)

■キングジム IR7
◎安価でタイムラプス専用
◎数時間や1日ごとの長期間撮影も可能で、作物の生長記録の録画も可能
◎ケース不要で防水
×画角が狭い
×画質がイマイチ(個人的には許容範囲よりギリ下かな…)
×ファイルが大きくなる

<感想>
カタログスペックは、下のTLC200より上ですが、レンズ性能なのか画質が悪い。また、TLC200と比べると同じ時間の録画で3倍近いファイル量となります。画角が狭いので屋外はまだしも、倉庫内などの作業は全景が撮影しづらい。

■Brinno TLC200
◎安価でタイムラプス専用
◎数時間や1日ごとの長期間撮影も可能で、作物の生長記録の録画も可能
○画質はそこそこ(個人的には十分許容範囲)
×画角が狭い
×ファイルが小さい(IR7より)
◎別途防水ケース必要

<感想>
タイムラプス専用なのはIR7と同じだが画質が良い。IR7と異なり防水にするには別途専用ケースが必要となる。画角が狭いのはIR7同様。

■■まとめ ※あくまでも自分が農作業を撮影する前提での私見です。
通常の高画質動画も同じカメラで撮影できればと思ったアクションカメラは撮影時間の制約でNG。やはり長時間(タイムラプス)を撮ろうと思ったら専用機が良かったです。

その上で、コスト重視と言うことであれば、本体に防水機能もあって8,000円で完結するIR7が良さそうです。ただ、画質と画角には不満が残りました。(あと、ファイルサイズが大きいのも後々の編集などで意外と面倒かも)

もう少し予算が出せるなら、TLC200と同じメーカーで防水ケースが付属し画角も広くなったBCC100(実売28,000円)がいいと思います。

もっとお金に余裕があれば上位機種でレンズ交換や夜間撮影も可能なTLC200Pro(実売29,000円前後、防水ケース別売)もいいかもしれませんが、農作業を撮影という目的ならそこまではいらないように思います。

※今回使用したTLC200は画角に不満が残り、追加の防水ケースを含めての値段(+4,000円=合計22,000円)を考えると、どうせなら、少し背伸びしてもBCC100の方がいいのかと思います。

しかし、28,000円(BCC100)はなかなか手が出ないなぁ…。










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