今日は、昨日の栽培の話とは一転して、マーケティング的な視点で「地域ブランド」についてのセミナー。
講師は、小豆島で醤油ソムリエをされている黒島 慶子さん(講師情報)
小豆島にはたくさんの醤油屋さんがあり、それをどのように地域ブランド化しているのか、と言うお話。なかなか興味深かったです。
そしてその中で、ソムリエとして各醤油屋さんを紹介したりする上で、外と繋げたい生産者や商品とは?と言う項目が面白かったので写真撮ってみました。
上の「私の場合」が醤油ソムリエの黒島さんの基準。一方で、下の「周り」とあるのが、消費者などに求められる部分。
確かにわかる気がしますね。
消費者も、(品質が良いことは大前提として必要だと思っているはずですが、)興味を持つきっかけとしては、感動的なストーリーだとか、希少性、社会意義みたいな部分はすごくわかりやすく興味を引きやすい気がします。(言い換えるとメディアに取り上げられやすい部分とも言えるかもしれません)
ただ、その先、長くお付き合いする(継続的に購入してもらう)上では、黒島さんが求めるとおり、高い品質や愛情を持って作っている、という本質的なところがとても重要になるようにも思います。
上辺を取り繕い、セールストークが上手なだけではだめ。
でも、いいものを作ってさえいれば…ではなかなか世間に気づいてもらえない。
地域ブランドに限らず自社のブランドを考える上でとても参考になるセミナーでした。
追記:
地域ブランドを作る上では、「自分たちで改めて地域資源をしっかりと探しだす」ことの重要性と、その上で「地域資源のどこにスポットを当てるか」と言う部分では、自分たちの考えと同時に、受け手(消費者)側がその地域資源をどう捕らえるか(魅力的に思ってもらえるかどうか)を考えた上で、どこにスポットを当てるかを考えたほうがいいのかな、と言う話も出ていました。