日本人の米からの摂取カロリーってどれぐらいなんだろう?と調べていたら、見事にピッタリのデータを農水省のホームページで見つけました。
それによれば、日本人の一日平均のカロリー摂取量は2,430kcal(H24年)。そのうち米によるカロリー摂取量は549kcal、割合にすると22.5%ほどです。
これを多いと見るか少ないと見るかはわかりませんが、昭和35年は、全体の約半分(48%)を米によって摂取していました。
総カロリーはそれほど大きく変化していないので、「日本人の米の消費量が半分になった」と言う話とまったく一致していますね。
ちなみに、パンの消費額が米を上回ったとか言う話もありますが、実は小麦からのカロリー摂取量は昭和35年と比較して251→332kcalと増えてはいますが、米のカロリー供給量を置き換えるほど大きな数字ではありません。
むしろ、畜産物や油脂類からのカロリー摂取量が増えており、「主食が米からパンになった」のではなく「主食(ご飯)ではなくおかず」からカロリーを取るようになった、というのが正解です。