有機農業全国交流集会に参加してきました。

昨年の埼玉県小川町に引き続き「地域に広げる有機農業全国交流会」に参加してきました。

昨年は有機農業推進の補助金絡みで来ている方が多かったように思いますが、今年はそんな補助金が減った関係で参加者もきれいに減ってました(笑)。


 
それでも昔から活躍する大御所の方々、生協などの流通系の方などを中心に、50名ほどが参加。意外と農家が少ない感じでした。

今回の会場は、千葉県山武市周辺。ホストは、「さんぶ野菜ネットワーク」の下山さん。

新規就農者の人参畑の前で熱く語るさんぶ野菜ネットワークの下山さん
全国有機農業推進協議会(全有協)事務局長でもあります。

「さんぶ野菜ネットワーク」は有機栽培の野菜などを、生協や共同購入団体に出荷しています。また、新規就農希望者も積極的に受け入れており、研修を終えて続々と有機農業を行っていました。

昨年の産消提携やCSA(いずれも農家と消費者が直接つながる販売方法)を重視する小川町とまったく異なり、こちらは大規模な有機農業。

しかし、どちらにも共通していると感じたのは、金子美登さん(小川町)、下山久信さん(山武)と言う個人の力で成り立っている(少なくともスタートアップ時点は)のかなぁーと思えるところ。

それぞれまったく異なるアプローチの有機農業推進ですが、先進的な事例はいずれも強烈な個性を持った個人に依存している。
それを考えると「有機農業を拡大させる」と言うのは難しそうです。

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