TPP…やっぱりね。

最近、日々の話題はFacebookページ https://www.facebook.com/kurosefarm に主に書いてますが、少し長い文章などはブログの方が書きやすいのでこちらに書きます。

さて、TPPの話題です。

「聖域」関税撤廃を検討 農産5品目 自民、TPPで
自民党の西川公也(こうや)環太平洋連携協定(TPP)対策委員長は六日、TPP交渉が開かれているバリ島で記者団に対し、「聖域」として関税維持を求めてきたコメなど農産物の重要五品目について、関税撤廃できるかどうかを党内で検討することを明らかにした。 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013100702000123.html

これについて、色々と意見を聞かれたりするんですが、「やっぱりね」と言うのが正直な感想です。

TPPへ参加を目指す方向へ舵を切った時点で、どこかの段階で聖域って何だっけ?みたいな感じになることはわかってたことでしょう。

右の写真も懐かしいですね…。

TPP反対と言いながら、自民党所属の議員を推薦した農協、自民党を選挙で勝たせた農家なんだから仕方ないのかもしれません。
(農協も最初から条件闘争で金をもらうつもりだったという話なのかもしれませんが)

今後の影響については、どんな結論になるのか不透明なのでわかりませんが、短期的(10年程度?)は、TPP対策の補助金がどんどん降ってくるんですかね。

そして補助金がなくなった後は、もっと荒廃した時代遅れな日本の稲作農業が訪れるんでしょうか。

さて、
今回のニュースが出る前、9月末に我が家のお客さんへの新米のご案内を作りました。ちょうど2日前に印刷した案内が仕上がったのでお客様に発送を終えたところです。

その最初の挨拶文のまとめに、TPPについて触れたので転載します。
(TPPについてどう思いますか?という質問に対する自分の答えです。)

 さて話は変わりますが、日本はTPP交渉への参加を決めました。仮にTPPへの参加が決まれば、日本の農業は大きな影響を受けるでしょう。

 しかし私たちは、TPPやグローバル化という大きな話に振り回されるのではなく、我が家のお米をご利用の皆様に「毎日安心して食べていただけるお米を今まで通り作り続けること」が、一番大切なことだと思っています。

 これからも末永く我が家の米作りへの皆様のご支援をお願いして、秋のご挨拶と致します。
(2013年秋 秋田県・大潟村 黒瀬農舎 秋のご案内より)

 

 

 

 

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